黄色と青のド派手なテントに囲まれて一見サーカス小屋のようですが、実はこれシロアリ駆除中のお家なんです。暖かい南カリフォルニアや南部の州ではシロアリの被害が深刻で、このテントを見たらシロアリだなと皆思うようです。先月末とうとう我が家のあるコミュニティもこのテントで覆うフューミゲーション(殺虫ガスで建物を24時間密閉する作業)をすることになりました。我が家にシロアリなんていないのですが、管理組合の決定で集合住宅の価値を下げないためには仕方ありません。

テントの設営、ガス充填24時間、換気24時間、テントの解体で丸々3日間は自宅に戻れません。生物に有害なガスにさらされるため、封の開いた調味料や食材、薬や歯磨き粉等口に入れるものは全て専用の特大ビニール袋2枚重ねで密封します。当然ペットや水槽、観葉植物も避難させます。聞いた話によると、昔ガス充填中に空き巣に入った泥棒が中毒死していた事件もあったそうで、最近の空き巣はガスマスクを装着しているとか。換気中は24時間窓が開けっ放しなので貴重品やカメラ機材も避難先のホテルへ運びます。少ないと思っていた荷物もスーツケースに詰めてみると8個、置いていくビニール袋は10個にもなりました。

3日後、自宅に戻ってみるといきなり玄関の前にPOISONと書かれたドクロマーク付きのポスターや何かのフタが落ちています。

ドキドキしながら家に入るとほのかに薬品臭がしましたが、特に何も無くなっていません。ホテルに持って行くつもりで冷蔵庫にそのまま忘れていた冷凍エビさん。ガスに汚染されて廃棄処分かと絶望していましたら、業者の方がご丁寧にビニールに入れてくれていました。

その日の夜はエビとハイボールで乾杯!無事に終わって良かったですわ~。